――家は「負債」である。
こんな言葉を聞きます。言われてみれば確かにそうです。
家は、建って住み始めた瞬間から価値がぐっと減り、時が経つにつれどんどん価値が減っていきます。
おまけに固定資産税や修繕費などのランニングコスト、住宅ローンという借金。
利息は銀行さんのために払い続けます。
家は、人生最大の「浪費」です。ですが、それに見合った「価値」があると、私は思います。
家を建てるときには金融リテラシーは皆無でしたから、結果論になってしまいますが。
だんだんと金融リテラシーを向上させてきたなかで、毎月出費される通信費、住居費、光熱水費などの固定費はアパートに暮らしていたときと同水準、もしくはそれ以下を目指しつつ、そのためには何が必要か考え実践しました。
今回は、その実績値の公開とおまけ程度にハウスメーカー選びの根拠をお話したいと思います。
資産運用をするためにも、なるべく支出は抑えたいと思っている方は多いと思いますので、持ち家でも支出を抑える方法をご紹介します。
通信費
通信費といえばスマホです。(偏見に満ちている)
インターネット料金や郵便代なども通信費に該当しますが、ここではスマホに焦点を当てます。
スマホの月額料金は、一人当たり多くても1500円未満に抑えることが可能です。
みなさん、3大キャリアなどではなく格安SIMをお使いになっているでしょうか。
我が家(私と妻)は現在、IIJmioを使っています。(2024年11月現在)
音声eSIM 5GB 990円(税込) です。家族割込みで考えると 890円(税込) です。
キャンペーンで、乗り換え後半年まではギガが倍、つまり10GBで990円(税込) になります。
5GBあれば十分、という人はおすすめの格安SIM会社です。
実際に私の一年分の明細を公開します。
微妙に安定せず1,000円を越している月などは、通話料金が発生したためです。
2,000円を超えている月があるのは、外出先で子どもにネット動画を見せることが多かったときで、ギガのチャージを余儀なくされたという経緯があるためです。
また、2024年6月までは2GB契約でしたので、最安は860円です。
基本的には1,000円前後で収まっているのが見て取れると思います。
一方で、1GBでも十分だったり、いやいや5GBじゃ全然足らないからせめて20GBくらいまで使いたい、という方は日本通信SIMがおすすめです。
あまり聞き慣れないMVNOかと思いますが、広告費、宣伝費をカットしてユーザに少しでも安く提供できるよう、企業努力されているMVNOです。
1GBで十分であれば驚異の290円(税込) 、20GB(2024年9月30日から)では1,390円(税込) です。
私は月に20GBなんてとても使い切ることはなく、5GBもあれば十分なので、より安いIIJmioにしています。
でも、格安SIMってインターネットの速度遅かったりしないの?
そんなことはないよ!契約ギガの範囲内なら、時間気にせず普通に使えるよ!
※通信状況によっては遅くなることもあります。
えぇー!じゃあ、なんでこんなに安いんだろう?
格安スマホ会社が安いのは、ざっくり以下の特徴があるためです。
✅ 自社で通信回線を持たず、大手キャリアの通信回線をレンタルしている
✅ インターネット販売を主としているため、店舗の家賃や人件費などの費用が抑えられている
✅ キャリアメールが利用できない(自身のメールアドレスは、Gmailなどのフリーメールを使用)
子どもから高齢者まで使うのが当たり前になったスマホ。
誰もが持っているからこそ、支出を減らすのはまずここからです!
是非、見直してみることをおすすめします。
住居費
新居を構える前は、アパートに住んでいました。
駐車場代・共益費込みで約6万円です。
一方、現在は変動金利で3000万円の借入を行っていますが、毎月の支払いは約8万円です。
金利がこれから上がってくる可能性が濃厚なうえ、アパートのときと比べて2万円も高いですが、それは次の光熱費を比較いただくと、この値段で十分である根拠がわかりますので、ご説明します。
光熱水費
住んでいたアパートは、窓がシングルガラスのアルミサッシで、冬場は結露が窓にびっしりつき、暖房をつけっぱなしにしないと隙間風が入ってきてすぐに部屋が寒くなってしまい、とても暖房を切れるような状態ではなく、ほぼつけっぱなしでした。
夏場も基本的には冷房をつけっぱなしで、外出時は切っていましたが、帰ってきた後はもう地獄で、とにもかくにも帰宅したらまずはエアコンをつける、なんていう状態でした。
さらに、アパート暮らしのときはもったいぶって、お風呂はシャワーのみで済ませたことが多かったです。料理なども含めて、あまりガスを使った記憶はないのですが、それでもガス代が高く、電気代と合算すると、1年を通した月平均は1万2千円ほど。水道代は上下水道料金で月平均8千円ほど。光熱費と合算すると、月平均2万円が光熱水費でかかっていました。
一方、新居になってからはどうかというと、まだ実績値が半年分くらいしかないのですが、まず水道費は月平均2500円程度です。地域的に下水を利用できず、浄化槽を設置しています。そのため、上水道のみの料金になっています。
光熱費に関しては、我が家はオール電化なのでガス代が一切かかりません。
では肝心の電気代になりますが、太陽光パネルと蓄電池のおかげで8月~11月の電気代は以下の通りです。(8月の売電額は、契約上過去3ヶ月の合算値になっていて単月の金額がわかりませんでした)
月 | 電気代 | 売電額 |
---|---|---|
8月 | 5,478円 | ? |
9月 | 3,542円 | 7,376円 |
10月 | 3,037円 | 6,512円 |
11月 | 4,140円 | 4,544円 |
電気会社のアプリから見た、使用電気量などはこちら。
売電額(収入)が電気代(支出)を上回っていることがわかると思います。
つまり、電気代タダ、いえ、むしろお金もらって電気使えているという現状です。すごくないですか?
電気代が8月と9月で2千円も差があるのは、まず電気会社をLooopでんきという電力会社にしたことと、N式という電気代節約方法を9月から実践したため、その結果が顕著に出ていることがわかります。
Looopでんきの特徴といえば、やはり基本料金と燃料費調整額が0円であること!
30分単位で価格変動し、最安値は0.01円/kWhという驚異の金額!
……私はその数字にまだ出会えたことはありませんが。
N式の詳しいやり方は、Googleで「N式 やり方」で検索すればOKです。
もしかすると、検索結果は一条工務店でいっぱいかもしれませんが、オール電化+太陽光パネルを導入しているご家庭ならば、ハウスメーカーや工務店問わず実践可能なようです。
こちらも是非導入してみてはいかがでしょうか。
まとめ
最近では格安SIMも当たり前になってきたと思いますが、最大限活用しようと思ったら、やはり自分で調べてみるのが一番よいです。
2024年11月現在、音声eSIMは1GB以下なら日本通信SIM、1GB~5GBならIIJmio、5GB~20GBなら日本通信SIMがおすすめです。20GB以上使う人はすみませんが、比較ができていません。
通信料(ギガ) | 通信会社 | 月額(税込) |
---|---|---|
1GB以下 | 日本通信SIM | 290円 |
1GB~5GB | IIJmio | 990円(家族割で890円) |
5GB~20GB | 日本通信SIM | 1,390円 |
オール電化+太陽光パネル導入のお宅では、電気会社を変えてN式を実践するだけで、電気代を抑えられます。
最初は少し面倒かもしれませんが、一度契約したり設定してしまえば、あとはただ普通に生活するだけです。
抑えられる支出は極力抑えることで、資産運用に回せる資金が増えます。
もちろん、余剰資金の使い道は資産運用だけではありません。たまには自分へのご褒美、家族での旅行などのために使ってもよいでしょう。
なんにせよ、固定費を節約することで、自由なお金が増えることは確かです。
みなさんの固定費の削減に少しでも役立っていただけたら幸いです。
おまけ(ハウスメーカー選びについて)
私は一条工務店で家を建てました。
ハウスメーカー・工務店選びは全部で10社ほど回って一条工務店に決め、その後の打合せから工事開始まで3年かけました。
考え抜いた間取りで、住み始めた今も、特に大きな後悔はありません。
一条工務店にした理由というより、私は家を建てる以上、やはり高断熱・高気密であり第一種換気を備え、快適で安全な生活を送れる家が欲しかったです。
さらにいえば、ランニングコストおよびメンテナンスコストも抑え、なるべくアフターフォローが充実して、会社として潰れにくい(未来はどうなるかわかりませんが)ところがよかったのです。
それを突き詰めていくと、私の理想を体現してくれていたのが一条工務店だったのです。
メンテナンスコストというと、外壁や屋根の修繕費などがありますが、一条工務店の外壁はよくも悪くも外見が似ている感じになりますが、それは自社製タイルを使用しているゆえで、このタイルがセルフクリーニング機能や高耐久といった、とにかくズボラにぴったりな性能になっており、30年メンテナンスフリーを謳っています。
もちろん、そのままの情報を鵜呑みにはできません。デメリットも把握したうえで、やはりこれがよいと結論づけました。
あとは、快適性というところで、全館床暖房というのが魅力的でした。
妻が末端冷え性なので、アパートでは冬場、寝るときに靴下を二重三重にして履いているのを見ると、さすがに可哀相になりました。
現在、絶賛床暖房起動中ですが、設定温度を調整すればほどよい暖かさにしてくれて、非常に家の中が快適になります。そして、今のところ一度も窓が結露していません。
さすがトリプルガラスの樹脂サッシです。そういった性能面も妥協していない点が素晴らしいです。
断熱性能を表すUA値や気密性能を表すC値なども、日本は世界的に低いといわれている中、一条工務店はグローバル水準をほぼクリアしています。
そういった諸々の事情を踏まえたうえで、ハウスメーカーを選びました。
住宅性能や間取りのことなども、このブログで紹介していこうと考えています。
家は確かに大きな負債ですが、QOLを上げるためにはなくてはならないものだと思います。
一条工務店に興味を持ちましたら、紹介キャンペーンが使えますので、是非ご連絡いただければお互いにメリットがあるため使っていきましょう!
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