【住宅ローン】借入するときに行ったたったひとつの大事なこと

一条工務店

半年ほど前、新居を購入しました。

住宅ローン変動35年です。長いです……。

さて、そんなことより、住宅ローンといえば借入するときに借り入れる銀行と何度か打合せする時間を設けますよね。

ネット銀行などの窓口がない場合はないかもしれません。

当初、金利の低いネット銀行も選択肢に入れていましたが、最終的には地銀を選択しましたので、担当者と何度か打合せさせていただきました。

今回は、住宅ローンの変動や固定、金利がどうのだとか頭金の必要性などは説明しません。

そういったものを調べた後の話で、最後にこれを行っておけば、長期的な損失を防げるという、実際に私が取った行動についてお話したいと思います。


住宅事情

私が取った行動をお話する前に、まずは簡単に住宅事情などをご説明します。

■ハウスメーカー:一条工務店(太陽光7.2kW、蓄電池)

■借入銀行:地元の地銀

■借入金額:①3000万円 ②3600万円(詳細は後述)

■金利(当時):0.55%(変動) ⇒ 2025年1月現在: 0.70%

■返済期間:35年

■建物工事費合計:3300万円(内、太陽光パネル+蓄電池費:154万円)

■外構工事費:300万円

たったひとつの大事なこと:シミュレーション

これをやるのとやらないのでは将来的に100万円近い損失になるかもしれません。

実際、私は70万円ほどの損失を回避しました。

これはなにも難しい話ではないのです。

担当者がそう言うからとか、ネットによくそう書いてあるから、とか。

そういうのを鵜呑みにするのではなく、1~2時間程度ちゃんと計算すれば70万円を失うことを防げると考えれば、時給35万円~70万円なわけです。こんな高給バイトは他にありません。

頭金あり/なし

結論から言いますと、私は頭金600万円を用意しました。

と言いましても、内500万円は親の支援を受けまして、当時の直系親族からの住宅購入等の贈与に係る非課税制度を使いましたので、この贈与に関する金額は非課税になっています。(国税庁に掲載されている『直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税』のことです)

住宅事情における説明の借入金額が①3000万円 ②3600万円というのは、まさにこの頭金を用意するかしないか、という部分を悩んでいたわけです。

計算

借入金額 (万円)30003600
金利0.55%0.55%
返済期間 (年)3535
毎月返済額78,540円94,248円
総返済額 (①)32,986,800円39,584,160円
利息2,986,800円3,584,160円
融資手数料 (%)2.2%2.2%
融資手数料 (②)660,000円792,000円
① + ②33,646,800円40,376,160円

この他に住宅ローン控除シミュレータを使って、上記2パターンを計算します。

結果、3600万円のほうが住宅ローン控除額は多いですが、その差は上表の「① + ②」の3600万円の場合の40,376,160円から比較対象の3000万円との差額である6,000,000円をマイナスした34,376,160円との差額729,360円を比較すると、以下のような関係になると思います。

① + ②の差額 > 住宅ローン控除額の差額

つまり、私が取れる選択肢として、頭金を準備したほうが、将来的な負担は下がる、ということがわかりました。

確認

融資手数料が借入金額のパーセンテージで決まるので、そこの差額も考慮に入れてEXCELで計算し、その結果を以て銀行の担当者さんに確認しました。

この計算にミスはありますか?考慮不足のところはありますか?と。

返答は、抜け漏れはないとのことで、私の計算結果が間違っていないことが証明されたのです。

たったひとつの大事なこと

このシミュレーションはあくまで私の場合です。

そもそも頭金を用意できない人もいるでしょうし、借入金額や利息、時期による補助金や税制優遇制度など色々考慮する必要があります。

大事なのは、あなた自身が自分の持てる選択肢のなかでシミュレーションすることです。

これをするのとしないのとでは、将来的な負担に大きな差が開きます。

住宅ローンを借り入れるときは、目の前の金利の低さや担当者やネットの声に飛びつきがちですが、一度冷静になって考えてみると、それが資産を守ることに繋がります。

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